初志を忘れず、 常に新鮮な気持ちで学習に取り組もう！
塾頭の言葉
一学期も残り1ヶ月余り。塾生諸君の勉強の捗り具合はどうであろうか。とりわけ中学1年生の諸君にとっては、そろそろ中学校の学園生活にも慣れ、新しい友を得、小学校では獲得できなかった新しい知識も色々と吸収していることであろう。反面、入学の時に燃えていた中学生活の夢も少しだけ色褪せてくる頃であろうか。
人というものは、時が経つにつれて大方が初志を忘れ目標を放擲し、ただ浮草のように空しくその一生を終えると聞く。現実に足場を置いた生活に重点が置かれることはやむを得ぬ人間の特性であるにしても、より堅実な今を生き抜き、生活の苦しみや目標達成への労苦に耐えることができるのは、自分の夢や理想の実現に対する期待があればこそである。より高い理想を持って生きている人間はより充実した現在が生きられることを肝に銘ずべきである。目標を達成しようとする意気込みこそは、いかなる労苦にも耐えうる原動力となるものだ。
したがって、力強く、逞しく、雄々しく現在を生きていくためにも、遠大なる理想と大胆なる目標を設定し、その実現のためにいかなる艱難辛苦をも厭わず、奮励努力することである。
郷土沖縄は、これから猛暑の本格的な夏を迎えることになる。その猛暑にも負けない体力と精神力を培い、この夏を闘い抜いてもらいたい。
2023年7月 塾頭 桃原喜信
