熱夏に燃ゆ、夏休みこそ真の底力を培い、2学期に翔け！
塾頭の言葉
夏の休暇にこそ1学期の反省の上に立って2学期の成績向上を狙う最良の時である。来春に受験を控えた3年生諸君にとっては、1・2年の基礎力を確認する好機である。この夏にこそ背水の陣を敷き必勝を期して学習に取り組まなければならない。この機を無為に過ごした時、志望校の受験はおろか合格の栄冠を得る望みも儚く消え失せたものと思っても過言ではあるまい。
なかんずく1学期の学力が志望校ランクに届かなかった諸君は決して失望落胆するのではなく、この好機を有効に活かすことによって目標貫徹の可能性は充分に存在することを確信すべきである。なぜなら、1学期の成績と2学期の成績によってその学年の成績が評価されるのだから。
また、1月初めに行われる学年末テストの結果によって3年の総合評価が決まるとあれば、2学期の成績こそが受験生にとって最も重要なものになるということは言うまでもない。極言すれば人生の岐路を決定する大事な時期とでも言えようか。
以上のように、2学期の持つ重大な意義を再認識した時、受験生が今なすべきは何か。それは集中的な学習で短期間での驚異的な成績向上を目指して奮励努力することしかないのではあるまいか。
8月といえば、南国沖縄はその暑さが頂点を極める時である。暑いからといってバテている余裕はないはず。その暑さも明日に希望があれば難なく乗り切れるはずだ。
“心頭滅却すれば 火もまた涼し”という禅言がある。何事でも一つのものに全精神を集中した時、人間の威力が発揮され不可能と思われたことでも可能にすることができるという意味である。
2023年8月 塾頭 桃原喜信
