初志貫徹
塾頭の言葉
進学・進級そして入塾。心からおめでとう。この新鮮な気持ち、新たな決意と希望とに充ち満ちた心をいつまでも忘れることなく、日々の学習に励んでほしいと思います。
皆さんは今、誰もが志を抱いて入塾を決意したにちがいありません。ある者は学校の成績を上げる目的で。ある者は学校で教わる以上の知的欲求の充足のために。そしてある者は来春に控えた入試の栄冠を射止めるために。
皆さんの胸中に秘めた志は、それぞれに異なろうともその志を貫徹するためには人並みの努力ではできるはずはありません。人並み以上の勤勉さと忍耐力とがなければならないのです。人並みの努力では人並みの結果しか生まれないのです。夢や希望を持つことが勤勉さと忍耐力の原動力となるものです。自ら考え、悩み、苦しむことを避け、要領ばかりを追う学習姿勢ではいつまでも真の学力は身につくものではありません。
自ら考え・悩み・苦しむ。その血みどろな苦闘の末、見つけ出した学習方法こそが自分にとって最良の勉強方法なのです。まさしく蚕のように、いくら食べても満足することを知らぬ“知的貪欲”さがあってこそ、真の学力は身につくのだということを肝に銘ずべきです。
21世紀の社会を背負ってたつ春秋に富む生徒諸君！この機に新たなる飛翔の決意に燃え初志貫徹に向かってよそ見することなく、勉学に邁進してもらいたいと思います。
2024年4月 塾頭 桃原喜信
