塾頭の言葉
心中の雑念を排し、 ひたすら己の目標貫徹に向けて執念深く邁進せよ!
南国郷土沖縄でも名残りの夏も未だ消え去らぬうちに本格的な秋冷の季節の到来である。衣替えとともに諸君の気分も一新し、まさしく“天高く馬肥ゆる候”である。1年のうちで最も勉学に身の入る頃でもある。諸君はこの秋の夜長を読書三昧に耽け、しばし心の糧を培い青春の歓び、青春の哀しみを作中人物とともに味わうのもこれまたこの時期にふさわしいことではなかろうか。
しかし目前に入試を控えた受験生諸君にとってはこの時期を読書三昧などと優雅に過ごす時間的余裕、精神的ゆとりがあろうはずもない。ただ黙々と目標貫徹に向けて一途に勉学に励むのみである。
1学期の評価が良かったもの、悪かったもの。いずれにしても結果に一喜一憂せず、これから先のテストに全力を尽くすべきである。
決してうぬぼれず、絶対にあきらめず、常に己の現状を厳しく把握し己の目標を頑に堅持しその実現の暁まで、いかなる艱難辛苦にも耐え己を失わないことが大切ではなかろうか。過剰に他者を意識することなく己の心中にある雑念に打ち克ちひたすら己の目標貫徹に向けて執念深く邁進するのみである。
朝夕はめっきり涼しくなり肌寒くさえ感じられる。季節の変わり目は風邪をひき易い。体調を整えてがんばり抜いてもらいたい。
“思いを行動へ、夢を現実に”
2023年11月 塾頭 桃原喜信