塾頭の言葉
燃えよ受験生諸君! “内申点確保と席次向上に全力投球を”
長いようで一瞬のうちに過ぎ去った夏期休暇。諸君の勉強の成果はいかに。計画どおりの充実した日々を送った者。逆に自信過剰のあまり怠惰な日々に明け暮れた者。その明暗は即、次のテストの結果として具体的に表れるにちがいない。
2学期は多忙な学期である。1年中で最も行事の多い季節であり、文化行事やスポーツ行事なども実施される忙しい学期であると同時に、3年生諸君にとって進学高校を決定する内申点が、半ば確定する最も重要な学期である。この学期をしくじると、たとえ内申点決定のための最終テストである学年末テストでかなり良い結果を得たとしても、希望校受験のための内申点維持は極めて困難となる。したがって、学年末テストを決してあてにしてはならない。
今後行われるすべてのテストにおいて悔いのない全力投球をすべきである。隣の友を見て勉強してはいけない。己の現在の成績状況を十分把握し、己の目標を再確認し、その目標を貫徹するためには今何を為すべきかをとくと考え、それを実践することにおいてこそ来春の歓びは期待できるのである。
9月の声を聞いても南国沖縄はいまだ30度を超す残暑が続く。しかし、やがてその暑さも日増しに和らぎ、すすきの穂の膨らみにもかすかな秋の気配が忍び寄る。入試は秋の気配とともにやってくる。受験生諸君、今こそ青春の情熱を燃やす時だ。決意と直向きな実践の前に不可能はないはずだから。
2023年9月 塾頭 桃原喜信