塾頭の言葉
決して安易な道を求めてはいけない
最近の若い人たちの風潮をみてみると、難しい問題などにぶつかった時、それと真正面から向き合い、血みどろな悪戦苦闘の末、それに打ち克ち本当の勝者としての喜びをかみしめようとする姿勢に欠けるようなものが見受けられます。
若者の豊かな未来は、このような腰抜けな脆くて弱い精神からは決して約束されるものではありません。嫌なもの面倒くさいものを避け、より簡単で単純な道だけを選択しようとする若者の未来には決して実り豊かな明日を期待することはできません。
どんな苦しいことや辛いことにも若者らしい強い精神力と、あの猛牛のようにどんなものにも堂々と常に前向きに立ち向かって行くバイタリティで挑んでこそ、若者の明日は力強く約束されるものなのです。
夢多き、春秋に富む若き生徒達よ。額に汗し、いかなる苦難をも物ともせず、実り豊かな明日に向かって突き進んで行くがよい。その時、君たち若者の前途は無限に拡がり、華麗に花開くに違いないのです。
2023年5月 塾頭 桃原喜信